2008年度 八雲青年会議所 理事長所信
第36代理事長 羽田圭吾
【はじめに】
1973年自らが参画・提言をし、行動したいと思う青年の心が一つになり、八雲青年会議所は全国で530番目の青年会議所として誕生いたしました。
以来長きに亘り多くの先輩によりその心は受け継がれ、それぞれの時代で実を結びながら35年を過ごした今、故郷に大きな花を咲かせております。
しかし35年の間に私達の社会を取り巻く環境は、国際・経済・環境・教育などそれぞれの分野で混迷を極めており、創立時よりもはるかに便利にまた豊になったにも関らず社会全体に閉塞感が漂っているのは何故でしょうか?
それは人々の心の中で利己主義がはびこり、他者を思いやる心が欠けているからであると感じます。
こんな時代だからこそ、35年を迎えた今私達は自主性と責任感を持ち人々が希望に満ちた「明るい豊な社会」の実現の為に創立の心をもって心を一つにし、行動しなければなりません。
【今こそ日本の価値観を取り戻そう】
私達日本人は古来より自己よりも「和」、すなわち人との係わり合いの中で他者を思いやる心を大切にしてきました。
しかし戦後それまで人々の心に生きつづけてきた日本古来の良き精神までも捨て去り、その結果ただひたすらに経済効率のみを優先する拝金主義や「自分さえ良ければ良い」といった利己主義が蔓延したのではないでしょうか。
そしてバブル経済の崩壊は、実体経済に大きな影響を与えただけでなく辛うじて残っていた日本の精神をも完全に破壊してしまいました。
その影響か近年は本当に信じられないような事件が多発しています。
何よりも守るべきわが子を虐待する親。自分を愛し育ててくれた親を些細な理由で殺してしまう子供。
年を重ねるごとに凶悪化する事件に我々は慣れきってしまい、疑問すら感じなくはなってはいないでしょうか?
このような事件が次々と起こり、そして驚くほどの早さで事件が風化してしまうことに私は改めて今の日本の恐ろしさを感じます。
社会生活においては勝ち組負け組みと割り切り、社会構造の歪である格差社会を正当化し、人に勝つことのみが社会の正義であるかのように言われています。
また90歳以上の高齢者が100万人を超え、他国がかつて経験したことの無い早さで高齢者が増加する一方、その存在すら無視したかのような医療制度、社会制度が罷り通り戦後の復興を影で懸命に支え続けてきた人たちが人間としての尊厳すら守られない老後を送らなければならない社会です。
この殺伐とした日本に私達若者は何をすれば良いのでしょうか?
私はその答えの一つに日本人がかつて当たり前に持っていた公共心や道徳心、他者を思いやる和の精神を取り戻し、国のあり方を若者が真剣に自分の事として考える事ではないかと思います。
日本人が古来より培ってきた精神を私達若者が共有し、その精神を広げ人々の心を変えることで、誇りを持って日本を愛する事の出来る社会を築けるのだと思います。
私達青年会議所こそが偏狭なナショナリズムから来る愛国心などではなく日本の歴史が培ってきた価値観、精神を柱とした誇りある愛国心を発信する責任があり、私達メンバーは地域のリーダーとして真剣に国のあり方を考えなければならない責任があるのではないでしょうか?
【郷土愛を育もう】
今年度創立35周年を迎える八雲青年会議所の創立の思いの原点には、先輩の郷土を愛する「郷土愛」があったからだと私は思います。私達の住んでいる八雲は明治期の開拓から繋がる歴史、そして太平洋、日本海、その中の山並みと多くの自然と文化が調和した本当に素晴らしい町だと思います。
2005年に合併をすませた今、互いの地域の特色をより一層生かし重ね合わせることでさらに旧町の垣根は消え、新しい八雲が見えてくるのではないでしょうか?
熊石地域、八雲地域が一つの「環」として互いに輝き合えば活気ある町になると思います。
これまでもそしてこれからも地域を創るのは私達町民です。私達一人ひとりが「自分達の町を愛し自分達で町を創る」という意識を我々八雲青年会議所から発信しましょう!
八雲の特色を更に発展させるための事業、自分達の町を町民により知ってもらうための事業を行い郷土愛を育んで行きたいと考えます。
町民がまちづくりへの参加意識を高めるほど郷土を愛する心を育みます。
私達の子供が郷土を愛する町民の中で、思いやりとあたたかい心、人柄の中で育ち「これからもこの町に住みたい」と思える魅力ある町を青年会議所活動を通じて創造していきましょう!
【我々に出来ること?】
最近は「自己責任」という言葉をよく耳にします。自分の行いの結果について自分自身で責任を負うという当たり前のことです。
私達の多くは会社の経営者です。企業のトップとしてまた、まちづくり運動を推進している一員として人々に信頼される自己形成が出来ているのでしょうか?
私達は人の意見に耳を傾けどのような事業を行い、その方向性についてしっかりと把握していなければなりません。
メンバー一人ひとりが自ら率先して時代の流れを敏感に捉え、今必要だと思う事業を展開していく責任があると思います。
現状を一つの方向から見て消極的に捕らえるのでは無く、知恵を絞りこれまでとは違った発想と工夫をすることで、更に優れた方向が見つかるのではないでしょうか?
少ない人数や限られた予算で行わなければならない事業は、その事業を縮小しなければならないと考えがちです。しかし、地域の他団体や自治体と手を携え共に活動することでより高い公益性と広い視野を持った事業を展開することも可能ではないでしょうか?
これまでの固定観念に捉われず柔軟な発想で事業を行っていくべきです。
目的達成の為の発想は一つとは限りません。
メンバーそれぞれの発想力と思考力を存分に生かし、建設的な意見を交わしあいベストな方法を見出す努力を重ねていきたいと思います。
それが私達青年会議所に与えられた責務であり、青年会議所の真の姿ではないでしょうか?
【むすびに】
今年は創立35周年の節目の年を迎えます。多くの先輩が築いてこられた歴史と伝統に感謝と敬意を表し、これまでの歩みを振り返るとともに将来に向けた事業の模索、展開をしていきたいと思います。
私達メンバーがそれぞれ卒業を迎えた時メンバー個々を取り巻く環境が輝かしいものであるために5年、10年先を見極めた事業展開をしていきましょう。
私達メンバーが主体的に行動する志を持ち、この郷土のまちづくりに取り組んでいけば必ずや魅力ある街が形成されると信じております。
更なる飛躍の年となりますようメンバーとともに考え、ともに行動する1年と致します。
1年間どうぞよろしくお願い致します。
第36代理事長 羽田圭吾
【はじめに】
1973年自らが参画・提言をし、行動したいと思う青年の心が一つになり、八雲青年会議所は全国で530番目の青年会議所として誕生いたしました。
以来長きに亘り多くの先輩によりその心は受け継がれ、それぞれの時代で実を結びながら35年を過ごした今、故郷に大きな花を咲かせております。
しかし35年の間に私達の社会を取り巻く環境は、国際・経済・環境・教育などそれぞれの分野で混迷を極めており、創立時よりもはるかに便利にまた豊になったにも関らず社会全体に閉塞感が漂っているのは何故でしょうか?
それは人々の心の中で利己主義がはびこり、他者を思いやる心が欠けているからであると感じます。
こんな時代だからこそ、35年を迎えた今私達は自主性と責任感を持ち人々が希望に満ちた「明るい豊な社会」の実現の為に創立の心をもって心を一つにし、行動しなければなりません。
【今こそ日本の価値観を取り戻そう】
私達日本人は古来より自己よりも「和」、すなわち人との係わり合いの中で他者を思いやる心を大切にしてきました。
しかし戦後それまで人々の心に生きつづけてきた日本古来の良き精神までも捨て去り、その結果ただひたすらに経済効率のみを優先する拝金主義や「自分さえ良ければ良い」といった利己主義が蔓延したのではないでしょうか。
そしてバブル経済の崩壊は、実体経済に大きな影響を与えただけでなく辛うじて残っていた日本の精神をも完全に破壊してしまいました。
その影響か近年は本当に信じられないような事件が多発しています。
何よりも守るべきわが子を虐待する親。自分を愛し育ててくれた親を些細な理由で殺してしまう子供。
年を重ねるごとに凶悪化する事件に我々は慣れきってしまい、疑問すら感じなくはなってはいないでしょうか?
このような事件が次々と起こり、そして驚くほどの早さで事件が風化してしまうことに私は改めて今の日本の恐ろしさを感じます。
社会生活においては勝ち組負け組みと割り切り、社会構造の歪である格差社会を正当化し、人に勝つことのみが社会の正義であるかのように言われています。
また90歳以上の高齢者が100万人を超え、他国がかつて経験したことの無い早さで高齢者が増加する一方、その存在すら無視したかのような医療制度、社会制度が罷り通り戦後の復興を影で懸命に支え続けてきた人たちが人間としての尊厳すら守られない老後を送らなければならない社会です。
この殺伐とした日本に私達若者は何をすれば良いのでしょうか?
私はその答えの一つに日本人がかつて当たり前に持っていた公共心や道徳心、他者を思いやる和の精神を取り戻し、国のあり方を若者が真剣に自分の事として考える事ではないかと思います。
日本人が古来より培ってきた精神を私達若者が共有し、その精神を広げ人々の心を変えることで、誇りを持って日本を愛する事の出来る社会を築けるのだと思います。
私達青年会議所こそが偏狭なナショナリズムから来る愛国心などではなく日本の歴史が培ってきた価値観、精神を柱とした誇りある愛国心を発信する責任があり、私達メンバーは地域のリーダーとして真剣に国のあり方を考えなければならない責任があるのではないでしょうか?
【郷土愛を育もう】
今年度創立35周年を迎える八雲青年会議所の創立の思いの原点には、先輩の郷土を愛する「郷土愛」があったからだと私は思います。私達の住んでいる八雲は明治期の開拓から繋がる歴史、そして太平洋、日本海、その中の山並みと多くの自然と文化が調和した本当に素晴らしい町だと思います。
2005年に合併をすませた今、互いの地域の特色をより一層生かし重ね合わせることでさらに旧町の垣根は消え、新しい八雲が見えてくるのではないでしょうか?
熊石地域、八雲地域が一つの「環」として互いに輝き合えば活気ある町になると思います。
これまでもそしてこれからも地域を創るのは私達町民です。私達一人ひとりが「自分達の町を愛し自分達で町を創る」という意識を我々八雲青年会議所から発信しましょう!
八雲の特色を更に発展させるための事業、自分達の町を町民により知ってもらうための事業を行い郷土愛を育んで行きたいと考えます。
町民がまちづくりへの参加意識を高めるほど郷土を愛する心を育みます。
私達の子供が郷土を愛する町民の中で、思いやりとあたたかい心、人柄の中で育ち「これからもこの町に住みたい」と思える魅力ある町を青年会議所活動を通じて創造していきましょう!
【我々に出来ること?】
最近は「自己責任」という言葉をよく耳にします。自分の行いの結果について自分自身で責任を負うという当たり前のことです。
私達の多くは会社の経営者です。企業のトップとしてまた、まちづくり運動を推進している一員として人々に信頼される自己形成が出来ているのでしょうか?
私達は人の意見に耳を傾けどのような事業を行い、その方向性についてしっかりと把握していなければなりません。
メンバー一人ひとりが自ら率先して時代の流れを敏感に捉え、今必要だと思う事業を展開していく責任があると思います。
現状を一つの方向から見て消極的に捕らえるのでは無く、知恵を絞りこれまでとは違った発想と工夫をすることで、更に優れた方向が見つかるのではないでしょうか?
少ない人数や限られた予算で行わなければならない事業は、その事業を縮小しなければならないと考えがちです。しかし、地域の他団体や自治体と手を携え共に活動することでより高い公益性と広い視野を持った事業を展開することも可能ではないでしょうか?
これまでの固定観念に捉われず柔軟な発想で事業を行っていくべきです。
目的達成の為の発想は一つとは限りません。
メンバーそれぞれの発想力と思考力を存分に生かし、建設的な意見を交わしあいベストな方法を見出す努力を重ねていきたいと思います。
それが私達青年会議所に与えられた責務であり、青年会議所の真の姿ではないでしょうか?
【むすびに】
今年は創立35周年の節目の年を迎えます。多くの先輩が築いてこられた歴史と伝統に感謝と敬意を表し、これまでの歩みを振り返るとともに将来に向けた事業の模索、展開をしていきたいと思います。
私達メンバーがそれぞれ卒業を迎えた時メンバー個々を取り巻く環境が輝かしいものであるために5年、10年先を見極めた事業展開をしていきましょう。
私達メンバーが主体的に行動する志を持ち、この郷土のまちづくりに取り組んでいけば必ずや魅力ある街が形成されると信じております。
更なる飛躍の年となりますようメンバーとともに考え、ともに行動する1年と致します。
1年間どうぞよろしくお願い致します。
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